前回のボタンホール縫製機器との比較
前回の記事はご覧頂けましたでしょうか?
一言にボタンホール縫製機器と言いましても色々ありまして、
前回ご紹介しましたハトメボタンホールミシンは芯糸という太い糸をホールの形
にそって縫い付けるようにかがっていくというものでした。
芯糸の入っているボタンホールはそれ自体に厚みが出て存在感と高級感を出すこ
とが出来るので、しっかりとした生地や比較的フォーマルな装い、アウターや作業着、デニムに用いられることが多いです。
それに対し今回ご紹介するネムリボタンホール専用の縫製機器は、シャツ穴かがりに代表される軽いボタンホールに特化した電子制御の縫製機器で、
こちらは芯糸が入らず、細めの糸でかがるのみのものです。
いわゆるボタンホールといえばこちらを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
主に薄手のシャツやブラウスの前立てや袖口など幅広い用途があり、皆さんの周りにも良く見ればきっとたくさんある、最も身近なボタンホールです。
そのボタンホールを縫製しているのがこちら!
いつも忙しく動いている、人気者の縫製機器です。
テラオエフの多彩な縫製機器と縫製技術
こちらの縫製機器は種類をネムリボタンホールに特化し、電子パネルで太さや長
さはもちろん、かがり目の振り幅と長さといった細部まで自由に設定することが出来ます。
従来の機械はそれを機械式で行っていたので、道具を使っての調整が複雑で時間が掛かっていました。
ホール縫製の長さが変われば、都度そのホールの長さに合った、ホールを開けるメスも交換しないといけなかったのが、この電子制御ボタンホール縫製機器はホールの長さに合わせて、自動で数回メスを落として長さを合わせてホールを開けます。
量産ボタンホールの縫製中に長さの違うサンプルのボタンホールを開ける事なども、素早い変更で簡単にできるのです。
まさに夢の様な縫製機器です。
ネムリボタンホール縫製において、JUKIのLBHと言う機種の縫製機器は国内の縫製現場でボタンホール工業用ミシンとして広く使われ、国内で圧倒的なシェアを維持してきました。
更にこの中で長く使われてきましたのが、このLBH-1700シリーズです。
ミレニアムを前にJUKIが1999年に開発した画期的な電子制御縫製機器で、今や広く世界に浸透して入ってる代表的な縫製ミシンになります。
しかし国内で高額なために最近はなかなか導入できる縫製工場が無いのが実情なのです。
今回連続2度に渡ってボタンホール縫製についてご紹介してきましたが、いかが
でしたか?
terao-fにはボタンホール1つとってもたくさんの縫製機器があり、様々なオーダーに対応することが出来ます。
terao-fの縫製職人のこれら機器を使いこなす知識と熟練の技術が加わって、より
多彩でスピーディーなボタンホール縫製を可能にしているのです。
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