縫製

業界新聞「繊維ニュース」の特集ページに掲載されました

テラオエフが1ページ特集されました

アパレル界ではご存知の業界新聞「繊維ニュース」の社説に取り上げられたことを前回ブログでお伝えしましたが、今回は改めて特集ページとして1ページテラオエフについて掲載いただきました。

「繊維産業10年後の未来」

という見出しとともに、テラオエフが力を入れるインフルエンサーブランドについて深く掘り下げていただきました。

令和のアパレルの在り方

日頃テラオエフのスタッフが、アパレルの専門知識の無い方と服の生産を作り上げる難しさについて、日々感じている苦労や独自の取り組み方についてお話しさせていただきました。

弊社の本社直結縫製工場の写真も掲載され、クイックに対応できる仕組みが整っていることもアピールできたのではないでしょうか。

LGBT問題にも向き合う縫製技術

また、同じ特集ページでは、東京大学安田講堂でファッションショーを開催したブローレンヂさんのインタビューも掲載されていました。

「テラオエフ」の名前をたくさん出していただき、社内でも喜びの声が。

こちらの記事では、弊社の縫製技術だけでなく、パターン技術の高さもアピールできたのではないかと、自負しております。

決して手を抜かないテラオクオリティー

こうして記事にしていただくことで、普段私たちが当たり前に取り組んでいる服作りが、いかに丁寧で真摯な取り組みであるかを再確認できました。

例えプロでなく、専門知識のない“シロウト”と呼ばれる方であっても

「高級品・日本製」でなく、「プチプラ・海外製」であっても

手を抜かずプロフェッショナルに向き合うことの大切さ

これからも長くアパレル業界で存在できる会社になる、と思える新聞掲載でした。

テラオエフがオリジナル布マスクを製作

テラオエフが長くご愛用いただけるマスクを製作しました

ここ1ヶ月マスク生産のご依頼のお問い合わせをいただいておりましたが、納期が間に合わずお引き受けすることはございませんでした。

ありがたいことに休業すことなく稼動する中、弊社でもマスク不足の影響を日々感じ、スタッフ内でも手作りマスクでの通勤が目立ち始めました。

主婦パートの話しによると小売店ではガーゼやマスク紐の売り切れが続出しているようで、さらにマスクに必要性を感じ、縫製メーカーとして動けることを考えようとマスク生産に動きました。

そこでできたのがこちら

テラオエフのオリジナルマスク「+クロスマスク」

また詳細は後日お伝えいたします。

無料サンプル作成をご体験いただきました

今回は弊社のサービスをより良く知ってもらおうと企画した無料サンプル体験に、KIFNASK様にご体験いただきました。

素材、パターン、デザインのご用意、新規のお客様限定という条件を満たし、ご参加いただいたのは made to order(注文服)と、ready to wear(既製服)をアイテムとして揃えるブランド KIFNASさん。

ネット中心にファッションブランドを展開し、細かいディティールにもこだわったブランドを展開されています。

KIFNASK様ホームページhttp://www.kifnask.com/

作成いただいたアイテムはワンピース。

素材とシルエットにこだわった、落ち着いたデザインのワンピース

本来これだけのサンプルを作成する場合は5万円以上サンプル料をいただいておりますが、今回は無料でご体験いただきました。

月に一組限定で、条件もございますが、是非このタイミングでテラオエフの縫製をお試しください。

高度に専門化されたテラオエフの職人技(2)菊穴編

高級ブランドでしか見られなくなってきた
美しい “菊穴” も自信を持って縫製します

 

今や高級服にしか見られないベルトの菊穴

弊社では国産ブランドJUKI製の菊穴専用ミシンを使用しています。

精巧な特殊ミシンですが、古いミシンのため糸の調子を取るのが大変難しいのです。

美しい仕上がりにするために弊社では調整を加えています。

 

根っからの縫製職人である社長自らミシンを調整

電子菊穴ミシンを分解して、針位置と釜の調整するのですが、このタイプの機械の釜を調整できるのは、弊社社長でしか扱えません。

最初の調整で釜がズレを指摘。

さすが生まれながらの縫製屋! 一度の修正で見事に正しい位置に戻りました。

スタッフ全員満足していましたが、社長の目は誤魔化せません。

2回目更にマイクロ単位の調整をシビアにチェックすると、完璧な縫い目に仕上がりました。

せっかくの仕上がりですが、今度は針先をダメにしてしまいやり直し。

菊穴が美しいだけではなく、針と釜の高さのバランスも調整しないと、針と生地に負担がかかります。

3度目の調整で絶好調の高級菊穴が完成しました。

高級な菊穴にするため、ミリ単位より細かい調整が必要

外注専門業者にも劣らない縫い目を再現

本来、菊穴は外注の専門業者に発注する縫製屋がほとんどです。

それだけ、菊穴の需要つまり高級ブランドの縫製依頼が、業界全体で減少傾向にあるのです。

テラオエフの強みは、長年縫製に携わることで、多岐にわたる縫製を経験しています。

減少する菊穴かがりができる国内縫製工場の中、テラオエフは自社で一貫作業を行います。

このように、すべて自社で縫製を担うことで、スピーディーな納期に繋がっているのです。

高度に専門化されたテラオエフの職人技(1)裁断編

昔ながらの文鎮で、柄合わせ裁断も正確に

どのようなブランドであっても、美しい縫製を仕上げるためには正確な裁断が当たり前です。

機械やコンピュータを活用しても、やはり熟練の職人が持つ優れた技術の方が確かなことがあります。

柄合わせが必要な生地など特別な裁断が必要な場合は、弊社の職人が高い技術を駆使してあらゆるニーズにお応えしています。

パタンナーの意図されたカタチに仕上げるために、文鎮を均等に置き、ずれることなく正確に転写することが可能なのです。

ご家庭の裁縫でも、これがあれば待針やクリップなども用いず、正確に生地と型紙を押さえ、ずれることなく裁断ができるのです。

 

昔ながらの文鎮。テラオエフを50年近く支える。

 

縫製メーカー新人レポート(1) 洗濯ネーム作成

初めまして!㈱テラオエフ 営業担当のOと申します。

2018年新入社員として入社致しました。

まだ入って間もないですが、弊社の特徴や感じたことを新人目線でお伝えしていきます。

洗濯ネーム・ラベル印刷機器

 

弊社は主に婦人服を対象に、自社の製品企画だけでなくOEM事業に携わる会社です。

また、縫製工場とCAD CAMも持ち構える点は、全国でも稀な存在です。

そんな当社の小さな特徴のひとつであるのが以下の洗濯ネーム・ラベル印刷機器です。

OEM企業の中でもこの機械がある会社はなかなかありません。

 

洗濯ネーム・ラベル印刷機:PX521

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この機械は3代目になります。

新人になってすぐやり方を教わりました。

 

ラベル印刷機につながる専用パソコン

 

こちらのウィンドウズパソコンから入力をします。

 

まずはこのように会社情報を記入します

平成28年12月からリニューアルされた新表示にも、対応しています

 

 

 

 

そしてこの内容で出力してみますと……

 

 

 

出来上がりです!

デニムやレースなど素材によって、内容が変わります

 

たとえハンドメイドや中古品であっても、商品として販売する際に、これらの表示は義務になります。

洗濯ネームをつけなかったり、標準通りの表示をしない事業者があった場合、行政から指導があり罰金の場合もあるのです。

 

洗濯ネーム印刷機がある強み

 

この機械と工場がある当社は小ロットでも早く対応できます。

追加枚数や内容変更も同様です。

弊社は工場もあることから、出来上がった洗濯ネームをすぐ製品につけることが出来ます。

工場が量産などで忙しい時は、私が自ら洗濯ネームを商品にミシンでつけることもあります。

 

この機械がテラオエフのスピーディーな生産の力になっているのです。

 

 

 

 

これからも、このような新人の私たちが驚いた、勉強になった、感動したアパレル縫製メーカーの体験談や情報を、発信していきたいと思います。

 

どうぞ、よろしくお願いします。