テラオエフがオリジナル布マスクを製作

テラオエフが長くご愛用いただけるマスクを製作しました

ここ1ヶ月マスク生産のご依頼のお問い合わせをいただいておりましたが、納期が間に合わずお引き受けすることはございませんでした。

ありがたいことに休業すことなく稼動する中、弊社でもマスク不足の影響を日々感じ、スタッフ内でも手作りマスクでの通勤が目立ち始めました。

主婦パートの話しによると小売店ではガーゼやマスク紐の売り切れが続出しているようで、さらにマスクに必要性を感じ、縫製メーカーとして動けることを考えようとマスク生産に動きました。

そこでできたのがこちら

テラオエフのオリジナルマスク「+クロスマスク」

また詳細は後日お伝えいたします。

無料サンプル作成をご体験いただきました

今回は弊社のサービスをより良く知ってもらおうと企画した無料サンプル体験に、KIFNASK様にご体験いただきました。

素材、パターン、デザインのご用意、新規のお客様限定という条件を満たし、ご参加いただいたのは made to order(注文服)と、ready to wear(既製服)をアイテムとして揃えるブランド KIFNASさん。

ネット中心にファッションブランドを展開し、細かいディティールにもこだわったブランドを展開されています。

KIFNASK様ホームページhttp://www.kifnask.com/

作成いただいたアイテムはワンピース。

素材とシルエットにこだわった、落ち着いたデザインのワンピース

本来これだけのサンプルを作成する場合は5万円以上サンプル料をいただいておりますが、今回は無料でご体験いただきました。

月に一組限定で、条件もございますが、是非このタイミングでテラオエフの縫製をお試しください。

繊維ニュースさんの社説「ごえんぼう」にテラオエフが取り上げられました

業界に愛読者が多い「ごえんぼう」

ネットニュースが情報の発信としてリードする中、新聞記事に扱われるということへのハードルが低くなった昨今。新聞の社説は「顔」であり、「総意」とも言えると考えます。

このような背景の中、業界新聞として70年の歴史を誇る「繊維ニュース」の名物コラム「ごえんぼう」に、テラオエフが取り上げられました。

取材依頼のお電話では「特集」のヒトコマとお聞きしていたのですが、蓋を開けてみると一面の社説として掲載されており、恐縮しながらも社内で喜びの声が上がりました。

記事には一昨年LGBTブランドの生産にかかわった情報も。取材では一切そんなお話しは触れなかったのですが、新聞記者のリサーチ力に 計り知れない取材力があるのだと感じました。

斜陽の業界を危惧するテラオエフの考え

長時間に及ぶ取材ではアパレルの動向や現状を、現場目線で答えさせていただきました。弊社が担うD2Cビジネスの取り組みに非常に興味を持っていただき、
百戦錬磨のベテラン記者ならではの文章力とセンスで、事業の評価をいただきました。

掲載された内容はほんの一部ですが、業界に長く携わる者として充実したディスカッションができ、意味のある取材になったと感じました。

繊維ニュース2020年3月19日の紙面

長時間に及ぶ取材を少ない文字数に余すことなく落とし込む記者の文章

業界新聞「繊維ニュース」さんがテラオエフを取材

「繊維ニュース」記者さんが弊社代表をインタビュー

創刊70周年を迎える日刊繊維専門総合紙「繊維ニュース」さんが、3月11日テラオエフを取材しに来訪されました。

50年以上アパレルにかかわる会社として、業界の変動や時代の流れ
令和のアパレル業界を乗り切るためのビジネスの展望についてお話させていただきました。

長年アパレル業界に携わる者として、弊社代表とも話しは盛り上がりロングインタビューに。

本社直結の縫製工場をご覧いただき、

本社直結の縫製工場を見学する繊維ニュースさん

裁断機やCAD室もご案内させていただきました。

弊社の裁断機を撮影する「繊維ニュース」記者さん

どのような記事になるかは、お楽しみに。また掲載日が決定したらブログにてアップさせていただきます。


http://www.sen-i-news.co.jp/seninews/today.do

「繊維ニュース」ホームページ

新年明けましておめでとうございます

ご縁をいただいている皆様には、昨年は大変お世話になりました。

 

お陰様でテラオエフはこの2019年の年明けを無事に迎えることができました。

これもひとえに日頃からお取引やサポートをいただいている皆様、そして社内で支えてくれている仲間の支えがあってのことだと感じています。

 

今年は平成が終わり新たな元号へと変わります。

また消費税増税など、消費動向の予測しにくい一年となりそうです。

 

既存にはとらわれない、アパレル販売システムをサポートできるよう体制を整えていきたいと思います。

 

最後になりましたが、2019年皆さまが充実した一年となりますようお祈り申し上げます。

趣向を凝らしたテラオエフの鏡餅はガラスと木製

 

 

PLUG IN2019SS@渋谷ヒカリエ

合同展示会に出展しました

今年3月に引き続き、合同展示会PLUG INに参加させていただきました。

今回は会社名ずばりでterao-fとして出展。

我々の本来の強みである縫製や企画力の真髄を見ていただこうと、弊社の強みを一本のムービーにまとめてご覧いただいております。

 

縫製工場だけでない、CADやトワル組みはもちろん、延反、プロター、特殊ミシンの数々、最後は職人による仕上げ作業まで、ショートムービーのようにご覧いただけます。

 

初日からご来場いただいたお客様には、

「外部委託なしで、一貫して自社でできるんですね」

「細かい縫製も安心してお任せできますね」

と、改めて弊社の機動力を理解していただけました。

本日が最終日

是非プラグインまでご来場ください。

terao-fブースでは最新のプロジェクターを使用して動画で皆さまにお伝えします。

高度に専門化されたテラオエフの職人技(2)菊穴編

高級ブランドでしか見られなくなってきた
美しい “菊穴” も自信を持って縫製します

 

今や高級服にしか見られないベルトの菊穴

弊社では国産ブランドJUKI製の菊穴専用ミシンを使用しています。

精巧な特殊ミシンですが、古いミシンのため糸の調子を取るのが大変難しいのです。

美しい仕上がりにするために弊社では調整を加えています。

 

根っからの縫製職人である社長自らミシンを調整

電子菊穴ミシンを分解して、針位置と釜の調整するのですが、このタイプの機械の釜を調整できるのは、弊社社長でしか扱えません。

最初の調整で釜がズレを指摘。

さすが生まれながらの縫製屋! 一度の修正で見事に正しい位置に戻りました。

スタッフ全員満足していましたが、社長の目は誤魔化せません。

2回目更にマイクロ単位の調整をシビアにチェックすると、完璧な縫い目に仕上がりました。

せっかくの仕上がりですが、今度は針先をダメにしてしまいやり直し。

菊穴が美しいだけではなく、針と釜の高さのバランスも調整しないと、針と生地に負担がかかります。

3度目の調整で絶好調の高級菊穴が完成しました。

高級な菊穴にするため、ミリ単位より細かい調整が必要

外注専門業者にも劣らない縫い目を再現

本来、菊穴は外注の専門業者に発注する縫製屋がほとんどです。

それだけ、菊穴の需要つまり高級ブランドの縫製依頼が、業界全体で減少傾向にあるのです。

テラオエフの強みは、長年縫製に携わることで、多岐にわたる縫製を経験しています。

減少する菊穴かがりができる国内縫製工場の中、テラオエフは自社で一貫作業を行います。

このように、すべて自社で縫製を担うことで、スピーディーな納期に繋がっているのです。

高度に専門化されたテラオエフの職人技(1)裁断編

昔ながらの文鎮で、柄合わせ裁断も正確に

どのようなブランドであっても、美しい縫製を仕上げるためには正確な裁断が当たり前です。

機械やコンピュータを活用しても、やはり熟練の職人が持つ優れた技術の方が確かなことがあります。

柄合わせが必要な生地など特別な裁断が必要な場合は、弊社の職人が高い技術を駆使してあらゆるニーズにお応えしています。

パタンナーの意図されたカタチに仕上げるために、文鎮を均等に置き、ずれることなく正確に転写することが可能なのです。

ご家庭の裁縫でも、これがあれば待針やクリップなども用いず、正確に生地と型紙を押さえ、ずれることなく裁断ができるのです。

 

昔ながらの文鎮。テラオエフを50年近く支える。

 

テラオエフがテレビの取材を受けました

某テレビ局取材班が来訪

なんと弊社がテレビ取材を受けました。

 

内容や番組名はまだ書き込むことはできない

のですが

 

見所は、パタンナーが語る「パターンの強み」と

営業が語る「今後のファッションの在り方」

について、でしょうか……。

 

弊社の仕事の裏側を垣間見る内容となっております。

詳細は、7月13日の放送後にご報告します!

放送後に画像や撮影裏話もアップします

 

歴史ある東京大学安田講堂にてジェンダーレスファッションシンポジウムに参加

男女の垣根を越えたファッションブランドblurorange(ブローレンヂ)

6月3日東京大学の安田講堂にて、男女のファッションの未来を考えるファッションシンポジウムが開催されました。

このシンポジウムは、「女性装」で知られる東大東洋文化研究所の安冨歩教授、丸井グループ、そしてファッションブランド[blurorange]さんが企画し、ジェンダーによる差別やファッションの在り方を考えるものです。

[blurorange]さんは、

「性別を問わずかわいい服を着たい」

「既存のレディース服が入らない」

と、悩む人たちのために誕生した”メンズサイズのかわいい洋服”を提案するブランドとして、代表の松村智世さんが立ち上げられました。

今回、このシンポジウムでファッションショーを行うということで、テラオエフに縫製の依頼が舞い込んできました。

 

ブローレンヂさんインスタグラム

#メンズサイズの可愛いお洋服 #mensdress #blurorange ブローレンヂ

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一筋縄にはいかない、ジェンダーと縫製

3月、弊社にODMの依頼で電話が入りました。

「男性用のワンピースを作って欲しい」

半世紀近く、レディース、メンズファッションの縫製にかかわってきた弊社でも、これは初めての依頼でした。

さらに3ヶ月後にはファッションショーのイベントが待っているという、緊急の内容でした。

弊社パタンナーも初めての試みに少し不安を感じたようですが、長年縫製に携わってきた私たちだからこそできる仕事であると、引き受けることにしました。

弊社の新人営業担当が、一緒に問屋街まで生地選びに回り、何度も打合せや修正を重ね、より良い形に近づけていきました。

いつも女性スタッフがトルソーになってシルエットを確認することはありますが、今回は男性スタッフが何度も試着。

数字上はきれいなラインが出るはずなのですが、男性の骨格で着るときつく感じたり、きれいに見えないという問題もありました。

何度も修正を重ね、何とか6月3日のファッションショーに間に合うことができました。

 

安田講堂にテラオエフのスタッフがまさかの登壇

[blurorange]さんからは、製品の仕上がりにもご納得いただけ、大変感謝していただきました。

「是非、東京大学でのファッションショーを見てください」

と、お声を掛けていただき、いざ東京まで。

会場は、女優の木内みどりさんが司会をし、スターダストプロモーションの俳優さんもモデルとして参加し、とてもに華やかなショーとなっていました。

ファッションショーを振り返りながら感想を語り合う中、なんと[blurorange]の松村さんより、弊社スタッフに声が掛かり舞台へ促されました。

1000人近く見守る中、舞台へ上がる弊社の営業マン。

従来の常識では取り組めない、パターンや縫製についての在り方をアパレル会社での視点で語らせていただきました。

安田講堂に登壇し、縫製についての苦労話を語る弊社営業マン(@k12owoさんインスタグラムより画像引用)

このシンポジウムは各メディアからも注目され、テレビや新聞において報道されました。

性の垣根を越える挑戦 安田講堂でファッションショー-毎日新聞

東大安田講堂で初のファッションショー 体型や性別の「切り分け」を超えて-J-CASTニュース

「ファッションは自由に楽しんでいい」 東大で”男女の垣根”を越えるファッションショーを開くわけ-ハフポスト

東大安田講堂で初のファッションショー、性別を超えたファッションを考える-FASHION NETWORK

 

 

多くの皆様から拍手をいただき、弊社もファッションとジェンダーの理解を深める一助となれたことで、未来のアパレル縫製会社として奮起できる仕事となりました。