縫製

【繊研新聞】1面にテラオエフが掲載されました

テラオエフの縫製力について繊研新聞社に取り上げていただきました

AWアイテムの生産も佳境に入る中、「繊研新聞社」様にご来訪いただき、近年のテラオエフのビジネス展開について取材を受けました。

以前より、ECや個人事業主からのご依頼に注目し、専門知識のない方からのご依頼やブランド運営をサポートを続けていたテラオエフ。

コロナ以降のアパレル生産の取り組みや、インフルエンサーブランドビジネスに注目いただき

素材提案から、企画、パターンまで一貫して企画営業がフルサポートで担当する業務にも注目いただきました。

業績評価だけでなく、新入社員5名の起用や、最新のCAM裁断機、完成間近のテキスタイルラボなど、これからのテラオエフにも特筆。

電子版でも確認できますので、是非ご一読ください。

「繊研新聞」掲載後の反響

掲載当日から、多くのお客様からお問い合わせをいただきありがとうございます。

「ブランドを立ち上げたい」など生産のご依頼だけでなく

「力になりたいという」協力工場様や協力者様からもご連絡いただき

有難く順次お問い合わせにご対応させていただきます。

 

繊研新聞 2022年10月13日付

最新の裁断機を導入

ついにテラオエフに最新の裁断機の設置がはじまりました。CAM裁断は一度中断し、今は別棟でサンプルのハサミ裁断のみ対応。

昔ながらの文鎮で生地を固定し、柄合わせも職人の技術で揃えます。

古い機会の搬出から新しい裁断機の搬入まで追ってレポートいたします!

60年以上テラオエフで愛用されている裁断用文鎮

洗濯ネーム(品質表示)印刷機が新しくなりました

さらに高性能になって使い勝手UP!

terao-fに新しい洗濯ネーム(品質表示)印刷機がやってきました。

最近はD2Cブランド立ち上げのご相談、ご依頼を頂くことが多く、スタートアップに際してまずはコスト削減の観点から織りのブランドネームではなく印刷のブランドネームをセレクトされることも増えてきました。
それに伴い、幅や厚み、カラーバリエーションなど様々なテープに対応できる機械が必要になってきたのです。
従来のものは、テープの幅に制限があり、幅広のものや厚みのあるものは使えませんでした。
この新洗濯ネーム(品質表示)印刷機は、その点多種多様なテープに対応可能なだけでなく、シール等の異素材にも使用でき、さらに旧機からあったレイアウト面の機能もパワーアップして、非常に効率よく作業が出来る機械となっております。

解像度が倍に!くっきり印刷で視認性もばっちり

旧機に比べて印刷がくっきりしたのがお分かりいただけましたでしょうか?
旧機は解像度が300dpiだったのに対し、本機は倍の600dpiと格段にアップ!
より細かく、くっきり印字できるようになりました。
従来は文字を小さくすると潰れてしまうことがあり、その結果テープが長~くなってしまう、ということがありましたが、この機械を導入してからはある程度小さな文字にしてもしっかり読めるので、テープの長さを調節することが出来、着心地アップにも一役かっております。

また、ブランドネームを印刷で作る際にも細かな部分まで綺麗に印刷出来るのでさらにオススメできるようになりました。

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ご相談はterao-fまで  ⇒ご相談はこちらから

レーザー刻印機を導入しました!

レーザー刻印

ほぼなんでも刻印できるハイパワー出力!

ついにterao-fにもレーザー刻印機が導入されました。
パワフルな出力で木や革はもちろんガラスやなんと石にまで
刻印出来てしまうんです。
スマホやPCからレーザー刻印機へ、Bluetoothでデータを飛ばすので
繊細な絵やロゴも雰囲気を崩すことなくそのままお好みの素材に転写できます。
また、数ミリから比較的大型の刻印にも対応可能で、
非常に自由度が高いのも魅力です。

布地に刻印してオリジナリティあふれる商品に

こちらの動画では、革とデニムに刻印をしております。
このように、布地に刻印することもできるので、
バックスタイルをデザインしたり、ロゴをワンポイントで刻印するなど
洋服のデザインも広がりそうです♪

発注の際にはもちろん初めにサンプル出力を承りますので、
ご希望のお客様はお気軽にご相談ください。

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裏側が綺麗なボタン付けミシン

ボタン縫製

電子単環ボタン付けミシン

テラオエフにございます3種類のボタン付けミシンのうち、
今回ご紹介するのは電子単環ボタン付けミシンです。
今、一番活躍してくれているのは前回、前々回でご紹介しました電子本縫いボタン付けミシンですが、
ひと昔前まではボタン付けといえばこのミシンが主流でした。
本縫いミシンが上糸・下糸の二本で縫うのに対し、今回の単環ボタンつけミシンは上糸一本の糸で縫うので、本縫いミシンより作業が早く、裏側も綺麗なのが特徴ですが、本縫いミシンに比べるとほどけやすいという面もあります。

単環ミシンと本縫いミシンを比較!

裏側にこのような差が出ます。
最近ではやはりそれでも本縫いで頑丈に、という需要のほうが多いですが
薄い生地の製品や構造上裏側の縫い目が見えてしまう、といった場合は
今でもこのミシンで縫うオーダーが入ることもあります。

その他、テラオエフにはもう1つボタン付けミシンがあります。
次回はそちらをご紹介しますのでお楽しみに!
是非またご覧下さい。

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個性的でカワイイ3つ穴ボタンの縫製

3つ穴ボタン

ボタンで差をつけてオリジナリティあふれるアイテムに

ボタンには、プラスチック・樹脂系の素材が使われることが多いのですが、ときにはアンティークレトロな金属ボタンやフォーマルウェアでよく見かける、生地で包んだくるみボタンを使う場合もあります。
天然素材にこだわって貝や水牛などを使用するのもグッと高級感が出てオススメです。
このように素材感だけでもずいぶんと洋服の雰囲気を変えてくれるボタンですが、穴の数によってもまた、雰囲気の違いを出すことが出来ます。

珍しい3つ穴ボタンもミシン縫製で対応!

ボタンといえばやはり主流は2つ穴・4つ穴ですが、
違いやオリジナリティを出したいお客様に断然オススメなのは3つ穴ボタンです。
3つ穴ボタンを採用したものは少なく、お手持ちの洋服の中に3つ穴ボタン使用のものが1枚も無い!という方も多いんじゃないかなと思います。
縫い糸の色をアクセントカラーにして、ボタンが主役のようなアイテムにしてもカワイイですね。

テラオエフでは、そんな珍しい3つ穴ボタンもミシンで縫製出来ますので、量産依頼にもバッチリ対応できます。
もちろん素材自体のお取り寄せなども可能ですので気になられた方は是非お問い合わせくださいませ。

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スピーディーな作業!電子本縫いボタン付けミシン

ボタンの縫い方の違い

私たちがお客様からオーダーをお聞きする時、いくつかヒアリングする点があり
ます。
まずは根巻きの有無です。
ボタンの根元に糸を巻いてボタンと生地の間に糸足をつける縫製を根巻きといい
ます。これが有るとボタンと生地の間に対になる生地が入るスペースがしっかり
確保されますので、厚い生地は根巻きをすることが多いです。
薄いシャツやブラウスは根巻きをせずにつけることがほとんどで、
今回ご紹介しますのは根巻きをしない電子本縫いボタン付け専用のミシンです。

機械縫製ボタン付けミシンには単環縫いと本縫いが有ります。
単環縫いは1本の糸でボタンを縫製する縫製方法で裏側の縫製糸が目立ちません。
しかしデメリットとしては1本の糸で編んで縫製するのでほつれやすい。
それと比べて本縫いは上糸・下糸の2本で縫製するためにほつれにくい。
しかしデメリットは裏側に余分な糸が出て縫製糸が目立つのです。
昔は早さと綺麗さを求めて単環縫いが主流でしたが、最近では綺麗さ、早さよりも
丈夫なボタン付けが求められるようになり、本縫いが主流になって来ています。
当社には今回紹介の電子本縫いボタン付けミシンと電子単環ボタン付けミシンの両方があり、
更に最先端の単環のロボットボタン付け縫製機器を保有しております。

多様なステッチで個性を出すことも!

ご覧のように電子パネルで操作することにより様々なボタンの大きさに対応できます。
もちろん、シャツなどでおなじみの4つ穴ボタンだけではなく2つ穴、少し珍しい3つ穴にまで対応可能です。
さらにそれぞれの穴の数に応じてメジャーな付け方とは異なる個性的な付け方をすることも可能で、そのレパートリーは全部で33パターンにもなります。
このように多種多様なボタンに対応可能なうえ、もちろん手付けでのオーダーもお受けしておりますので他所で断られたという方も是非一度terao-f(テラオエフ)にご相談ください。

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ネムリボタンホール(シャツ穴かがり)に特化したハイクオリティ縫製機器

ネムリ ボタンホール 縫製 ミシン

前回のボタンホール縫製機器との比較

前回の記事はご覧頂けましたでしょうか?
一言にボタンホール縫製機器と言いましても色々ありまして、
前回ご紹介しましたハトメボタンホールミシンは芯糸という太い糸をホールの形
にそって縫い付けるようにかがっていくというものでした。
芯糸の入っているボタンホールはそれ自体に厚みが出て存在感と高級感を出すこ
とが出来るので、しっかりとした生地や比較的フォーマルな装い、アウターや作業着、デニムに用いられることが多いです。

それに対し今回ご紹介するネムリボタンホール専用の縫製機器は、シャツ穴かがりに代表される軽いボタンホールに特化した電子制御の縫製機器で、
こちらは芯糸が入らず、細めの糸でかがるのみのものです。
いわゆるボタンホールといえばこちらを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
主に薄手のシャツやブラウスの前立てや袖口など幅広い用途があり、皆さんの周りにも良く見ればきっとたくさんある、最も身近なボタンホールです。
そのボタンホールを縫製しているのがこちら!
いつも忙しく動いている、人気者の縫製機器です。



テラオエフの多彩な縫製機器と縫製技術

こちらの縫製機器は種類をネムリボタンホールに特化し、電子パネルで太さや長
さはもちろん、かがり目の振り幅と長さといった細部まで自由に設定することが出来ます。
従来の機械はそれを機械式で行っていたので、道具を使っての調整が複雑で時間が掛かっていました。
ホール縫製の長さが変われば、都度そのホールの長さに合った、ホールを開けるメスも交換しないといけなかったのが、この電子制御ボタンホール縫製機器はホールの長さに合わせて、自動で数回メスを落として長さを合わせてホールを開けます。
量産ボタンホールの縫製中に長さの違うサンプルのボタンホールを開ける事なども、素早い変更で簡単にできるのです。
まさに夢の様な縫製機器です。
ネムリボタンホール縫製において、JUKIのLBHと言う機種の縫製機器は国内の縫製現場でボタンホール工業用ミシンとして広く使われ、国内で圧倒的なシェアを維持してきました。
更にこの中で長く使われてきましたのが、このLBH-1700シリーズです。
ミレニアムを前にJUKIが1999年に開発した画期的な電子制御縫製機器で、今や広く世界に浸透して入ってる代表的な縫製ミシンになります。
しかし国内で高額なために最近はなかなか導入できる縫製工場が無いのが実情なのです。

今回連続2度に渡ってボタンホール縫製についてご紹介してきましたが、いかが
でしたか?
terao-fにはボタンホール1つとってもたくさんの縫製機器があり、様々なオーダーに対応することが出来ます。
terao-fの縫製職人のこれら機器を使いこなす知識と熟練の技術が加わって、より
多彩でスピーディーなボタンホール縫製を可能にしているのです。

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より綺麗に多種多彩なハトメ穴を縫製できるようになりました

ボタンホールの種類

普段何気なく使っているボタンホール縫製。よく観察されたことはありますか?
実はボタンホール縫製にはざっくり分けて

・ハトメ穴
・流れ閂ハトメ穴
・ネムリハトメ
・流れ閂ネムリハトメ

の4種類があります。


丸い穴が先についているものがハトメ、丸い部分を鳩目と呼ぶのでハトメボタンホール縫製と呼びます。丸い部分はちょうどボタンがとまる所です。
丸い穴がついていないものがネムリハトメボタンホール縫製と呼びます。
鳩目は有りませんがハトメと呼ぶのは、ハトメボタンホールの縫製機械で縫製する鳩目の無いネムリボタンホールだからです。

機械が無い時代はポンチで鳩目の穴を開けてから鏨で切れ目を入れ、糸と手縫い針で編みながら縫っていたのです。現在も高級紳士服の縫製はミシンを殆ど使わないのが原則なので、穴かがり(ボタンホール)も昔のように手縫いで編んでかがります。
その手縫いの編み方を機械で再現したのがハトメボタンホール縫製機器です。機械でも編み縫いしますので構造は環縫いミシンになります。
その環縫いハトメボタンホールミシンでネムリハトメボタンホールも縫製するので、通常のネムリホール(シャツ穴かがり)と区別するためにハトメという名称が付いています。

ハトメボタンホール縫製は端を閂止め(カン止め)してあるものと、流れ閂(デニムやワークウェアー等で多用されています)で端を終わらせている物があり、その名前の通り流れるように先が尖った閂という意味で流れ閂と呼ばれています。
これをそれぞれ組み合わせて4種類に分かれるというわけなんです。

基本的には厚めの生地にはハトメ、薄い~普通の生地にはネムリ、カッチリとした印象の服にはハトメ、カジュアルな服にはハトメ流れといったような使い分けになりますが、洋服のデザインやボタンのデザインにより基本通りで無い使い方をしたりして様々な種類のボタンホール縫製を行います。

今回導入した機械はその種類の変更が簡単で素早く電子的に行える様になった特殊縫製機器です。

大きさや種類も自由自在に縫製できる特殊縫製機器です

見てください、この綺麗な立体感。
terao-f(テラオエフ)のハトメボタンホール縫製ミシンがリニューアルし、以前のものより綺麗に細かく縫製できるようになりました。
大きさや種類もコントロールパネルで切替調整できるのでお客様のオーダーにも細かくそして素早く対応することが可能です。
また、より高度なボタンホール対応を求められる先メスボタンホールに簡単に変更が可能になりました。
注意:難素材や極薄素材、目付等に寄っては先メスボタンホールは不可能な時が有ります。

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服の生産や縫製に欠かせない洗濯ネームプリンタを大公開

法律にも抵触!? ブランド立ち上げや洋服の縫製には欠かせない影の立役者とは

テラオエフでのお問い合わせで最近増えたのが「ブランドを立ち上げたいのですが、服を生産するには何が必用ですか?」というご質問です。

会社の立ち上げ、商標登録、ドメイン設定やネット構築、これらはgoogle検索すると出てきますが、服の生産については検索してもなかなか細かい箇所まで説明してくれる「ブログ」や「まとめサイト」は出てきません。

本日は、法律にも触れる、縫製・生産の注意点についてもご説明したいと思います。

一般消費者を保護するための重要な表示

洗濯ネーム、ケアネームは衣類の取り扱いについての決まり事を表記する非常にに重要な役割を担います。洋服の脇下、裏地あたりに取り付けられており、「品質表示」といって一般消費者を保護することを目的として家庭用品品質表示法で義務付けられています。

近年ハンドメイド作家さんやD2Cブランドの立ち上げと、専門知識の無い方がブランドを立ち上げ服の販売を見かけますが、洋服を販売する際にこの洗濯ネームがなければ法律違反。販売の停止や場合によっては罰金の可能性があります。

洗濯ネームには図柄で以下の項目を表示します。

1.洗濯図柄
2.漂白図柄
3.タンブル乾燥図柄
4.自然乾燥(干し方)図柄
5.アイロン図柄
6.ドライクリーニング図柄
7.ウエットクリーニング図柄

この図柄によって、クリーニング店は表示に適した洗濯方法で処理を行います。

テラオエフでは3台目となるネーム機を導入

現在の洗濯ネームプリンターは当社にとって3台目なります。

初代プリンターは赤色で×の表記が必要だったので、2色ヘッドプリンターを使用していました。内容編集については現在では当たり前の、専用PCソフトウェアで編集し出力するものでした。当時としては最先端のシステムで、大手アパレル関連のみ導入していない希少なアイテムでした。

その後法改正され、黒1色での表示に切り替わり、当社でも1色ヘッドプリンターの導入をいたしました。

主なメリットは

①洗濯ネーム作成のスピード、印刷後の内容変更も容易にできる。

②製品サンプル(縫製)時から小ロット(縫製)も簡単に直ぐ作成できる。

③製品増産や追加生産にもクイックに対応できる。

④製品生産上の急な注意書きの追加や、デメリット表示も緊急対応できる。

この機械の導入があってこそ、平成には当たり前だった大ロット生産から、生産のスタイルが変動した令和のアパレル新時代へも柔軟に対応できたと言っても過言ではありません。

国内外ほとんどの縫製工場には、このプリンター機を置いてる縫製工場は少なく、OEMアパレル生産会社で自社で対応している会社はまずないと言えるでしょう。

普段服を着用する際はあまり目立たない洗濯ネームですが、非常に重要で欠かせないアイテムなのです。

是非、皆さんも縫製をする際は、洗濯ネームを意識してご覧になってください。