ミシン

社長のアパレル語り vol.2

こんにちは!テラオエフです
本日はアパレル語りです!

縫製工場に欠かせないミシン。

テラオエフではミシンの調子が悪くなった時
社長自らミシンの調整をします


職人さんにお願いしても治らなかったミシンを二晩位かけてなおしたこともあるほど
ミシンにとても詳しいです

社長は3歳のときから縫製工場で仕事を手伝っていました
やっていた仕事はブランドネームと洗濯ネームがつながっているところを
ハサミでカットする作業


繁忙時は家族総出で工場を手伝っていたそうです
そして小学生になるころにはすでにミシンを触っていました


私が小学生のときはミシンを使う母の横で「手まで縫ったらどうするんだろう」といらぬ心配をしていたのに、社長は小学生でミシンを操っていたとおもうと敬服します

「縫製職人は日本にいずれひとりもいなくなる」

よく社長がお話しする内容の一つです
全国で多くあった縫製工場も今や少なくなり、
関西では数えられるくらいになりました


日本人の縫製職人も平均年齢がグンっと上がり、ほとんどの工場が
海外の研修生を雇って工場をつないでいます

ミシンを使って服を縫い上げていく縫製は、
全て手作業です。
機械が自動で縫い上げているところはほとんどありません。


職人さんが1針1針ミシンを踏んで縫い上げます。

テラオエフでは最も縫製を大切にしています。
次の時代の縫製のために、
そんな職人さんを大切にしていきたいと考えています

テラオエフの縫製クオリティ

スピードとクオリティを落とさず洋服を生産するために
テラオエフでは常に縫製現場を注視し、
検品時にはダブルチェックを行っております

そのおかげでお客様には毎回満足していただき、
長くテラオエフを利用いただいている方も多くいらっしゃいます

また、今の工場しか知らなくてなんとなくテラオエフにお問い合わせをして
話を聞いてみると今のところより良かった!ぜひテラオエフで生産をお願いしたい!
といったお客様もいらっしゃいました

アパレルブランド立ち上げにはテラオエフ

もし、今のOEM・ODMやアパレルブランドの生産に
満足いっていない
もしくは
他にも工場をみてみたい、等あれば
お気軽にお問い合わせください

縫製にこだわりをもった社長がいるテラオエフだからこそ、の
クオリティと対応を実感いただければと思います

スタッフT


うちの”特殊ミシン”見てってよ! vol.1

こんにちは!テラオエフです
暑い日が続きますね、みなさん体調には気を付けてくださいね

さて!テラオエフは縫製工場なだけあって、ミシンの種類がたくさんあります
本日は「三本張り扁平縫いミシン」をご紹介します


アパレル知識が乏しい私には、なんのこっちゃなミシンの名前です
社長曰く、このミシンは最も回転が速いミシン。
生地の表面で波状にループするような縫い目で
伸縮性があって強度が高いそうです
この縫い目よくみますよね、Tシャツやニットの裾処理や補強などに使われるそうです

社長曰く、このミシン150万ほどするらしいです。ワァ…工業用ミシンって高い…
これは最近掘り出し物でやってきた新人ちゃんですが
テラオエフ本社3階の縫製フロアにも1つあります
最近それが調子悪くなってメンテナンスの職人さんを呼んだそうです
その方も2日かけて頑張ってくれたのですがそれでもなおらず…
すっごく複雑なんです、ミシンって。
そこでじゃあやってみようか、と社長自らミシンをメンテナンス!
そしたら30分ほどでミシンの仕組みを理解して1時間ちょっとでなおしてしまった!
さすが幼いころからミシンを触ってただけあって職人顔負けですね。すごすぎる
さらに新しくきた新人扁平縫いミシンちゃんもメンテナンスが必要で
社長が一晩がんばって動かせるようになりました


ふつうはこのミシン、薄くて伸びやすい生地を縫う用なのですが
ボアのような厚くて伸びない生地も縫えるように調整しているようです
そんなことができるんですね…テラオエフの社長はもうミシン職人みたいなものですね…

テラオエフには普通の縫製工場にはないようなミシンが数多くあります
悲しくも「ほぇえ…」「すごぉい..」しか言葉が出ないですが、
素人ながら説明を聞いていて面白いです

今後も紹介していきますのでお楽しみに!

スタッフT

最新の裁断機を導入

ついにテラオエフに最新の裁断機の設置がはじまりました。CAM裁断は一度中断し、今は別棟でサンプルのハサミ裁断のみ対応。

昔ながらの文鎮で生地を固定し、柄合わせも職人の技術で揃えます。

古い機会の搬出から新しい裁断機の搬入まで追ってレポートいたします!

60年以上テラオエフで愛用されている裁断用文鎮

裏側が綺麗なボタン付けミシン

ボタン縫製

電子単環ボタン付けミシン

テラオエフにございます3種類のボタン付けミシンのうち、
今回ご紹介するのは電子単環ボタン付けミシンです。
今、一番活躍してくれているのは前回、前々回でご紹介しました電子本縫いボタン付けミシンですが、
ひと昔前まではボタン付けといえばこのミシンが主流でした。
本縫いミシンが上糸・下糸の二本で縫うのに対し、今回の単環ボタンつけミシンは上糸一本の糸で縫うので、本縫いミシンより作業が早く、裏側も綺麗なのが特徴ですが、本縫いミシンに比べるとほどけやすいという面もあります。

単環ミシンと本縫いミシンを比較!

裏側にこのような差が出ます。
最近ではやはりそれでも本縫いで頑丈に、という需要のほうが多いですが
薄い生地の製品や構造上裏側の縫い目が見えてしまう、といった場合は
今でもこのミシンで縫うオーダーが入ることもあります。

その他、テラオエフにはもう1つボタン付けミシンがあります。
次回はそちらをご紹介しますのでお楽しみに!
是非またご覧下さい。

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ご相談はterao-fまで  →terao-fのHPへ戻る

個性的でカワイイ3つ穴ボタンの縫製

3つ穴ボタン

ボタンで差をつけてオリジナリティあふれるアイテムに

ボタンには、プラスチック・樹脂系の素材が使われることが多いのですが、ときにはアンティークレトロな金属ボタンやフォーマルウェアでよく見かける、生地で包んだくるみボタンを使う場合もあります。
天然素材にこだわって貝や水牛などを使用するのもグッと高級感が出てオススメです。
このように素材感だけでもずいぶんと洋服の雰囲気を変えてくれるボタンですが、穴の数によってもまた、雰囲気の違いを出すことが出来ます。

珍しい3つ穴ボタンもミシン縫製で対応!

ボタンといえばやはり主流は2つ穴・4つ穴ですが、
違いやオリジナリティを出したいお客様に断然オススメなのは3つ穴ボタンです。
3つ穴ボタンを採用したものは少なく、お手持ちの洋服の中に3つ穴ボタン使用のものが1枚も無い!という方も多いんじゃないかなと思います。
縫い糸の色をアクセントカラーにして、ボタンが主役のようなアイテムにしてもカワイイですね。

テラオエフでは、そんな珍しい3つ穴ボタンもミシンで縫製出来ますので、量産依頼にもバッチリ対応できます。
もちろん素材自体のお取り寄せなども可能ですので気になられた方は是非お問い合わせくださいませ。

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スピーディーな作業!電子本縫いボタン付けミシン

ボタンの縫い方の違い

私たちがお客様からオーダーをお聞きする時、いくつかヒアリングする点があり
ます。
まずは根巻きの有無です。
ボタンの根元に糸を巻いてボタンと生地の間に糸足をつける縫製を根巻きといい
ます。これが有るとボタンと生地の間に対になる生地が入るスペースがしっかり
確保されますので、厚い生地は根巻きをすることが多いです。
薄いシャツやブラウスは根巻きをせずにつけることがほとんどで、
今回ご紹介しますのは根巻きをしない電子本縫いボタン付け専用のミシンです。

機械縫製ボタン付けミシンには単環縫いと本縫いが有ります。
単環縫いは1本の糸でボタンを縫製する縫製方法で裏側の縫製糸が目立ちません。
しかしデメリットとしては1本の糸で編んで縫製するのでほつれやすい。
それと比べて本縫いは上糸・下糸の2本で縫製するためにほつれにくい。
しかしデメリットは裏側に余分な糸が出て縫製糸が目立つのです。
昔は早さと綺麗さを求めて単環縫いが主流でしたが、最近では綺麗さ、早さよりも
丈夫なボタン付けが求められるようになり、本縫いが主流になって来ています。
当社には今回紹介の電子本縫いボタン付けミシンと電子単環ボタン付けミシンの両方があり、
更に最先端の単環のロボットボタン付け縫製機器を保有しております。

多様なステッチで個性を出すことも!

ご覧のように電子パネルで操作することにより様々なボタンの大きさに対応できます。
もちろん、シャツなどでおなじみの4つ穴ボタンだけではなく2つ穴、少し珍しい3つ穴にまで対応可能です。
さらにそれぞれの穴の数に応じてメジャーな付け方とは異なる個性的な付け方をすることも可能で、そのレパートリーは全部で33パターンにもなります。
このように多種多様なボタンに対応可能なうえ、もちろん手付けでのオーダーもお受けしておりますので他所で断られたという方も是非一度terao-f(テラオエフ)にご相談ください。

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ネムリボタンホール(シャツ穴かがり)に特化したハイクオリティ縫製機器

ネムリ ボタンホール 縫製 ミシン

前回のボタンホール縫製機器との比較

前回の記事はご覧頂けましたでしょうか?
一言にボタンホール縫製機器と言いましても色々ありまして、
前回ご紹介しましたハトメボタンホールミシンは芯糸という太い糸をホールの形
にそって縫い付けるようにかがっていくというものでした。
芯糸の入っているボタンホールはそれ自体に厚みが出て存在感と高級感を出すこ
とが出来るので、しっかりとした生地や比較的フォーマルな装い、アウターや作業着、デニムに用いられることが多いです。

それに対し今回ご紹介するネムリボタンホール専用の縫製機器は、シャツ穴かがりに代表される軽いボタンホールに特化した電子制御の縫製機器で、
こちらは芯糸が入らず、細めの糸でかがるのみのものです。
いわゆるボタンホールといえばこちらを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
主に薄手のシャツやブラウスの前立てや袖口など幅広い用途があり、皆さんの周りにも良く見ればきっとたくさんある、最も身近なボタンホールです。
そのボタンホールを縫製しているのがこちら!
いつも忙しく動いている、人気者の縫製機器です。



テラオエフの多彩な縫製機器と縫製技術

こちらの縫製機器は種類をネムリボタンホールに特化し、電子パネルで太さや長
さはもちろん、かがり目の振り幅と長さといった細部まで自由に設定することが出来ます。
従来の機械はそれを機械式で行っていたので、道具を使っての調整が複雑で時間が掛かっていました。
ホール縫製の長さが変われば、都度そのホールの長さに合った、ホールを開けるメスも交換しないといけなかったのが、この電子制御ボタンホール縫製機器はホールの長さに合わせて、自動で数回メスを落として長さを合わせてホールを開けます。
量産ボタンホールの縫製中に長さの違うサンプルのボタンホールを開ける事なども、素早い変更で簡単にできるのです。
まさに夢の様な縫製機器です。
ネムリボタンホール縫製において、JUKIのLBHと言う機種の縫製機器は国内の縫製現場でボタンホール工業用ミシンとして広く使われ、国内で圧倒的なシェアを維持してきました。
更にこの中で長く使われてきましたのが、このLBH-1700シリーズです。
ミレニアムを前にJUKIが1999年に開発した画期的な電子制御縫製機器で、今や広く世界に浸透して入ってる代表的な縫製ミシンになります。
しかし国内で高額なために最近はなかなか導入できる縫製工場が無いのが実情なのです。

今回連続2度に渡ってボタンホール縫製についてご紹介してきましたが、いかが
でしたか?
terao-fにはボタンホール1つとってもたくさんの縫製機器があり、様々なオーダーに対応することが出来ます。
terao-fの縫製職人のこれら機器を使いこなす知識と熟練の技術が加わって、より
多彩でスピーディーなボタンホール縫製を可能にしているのです。

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より綺麗に多種多彩なハトメ穴を縫製できるようになりました

ボタンホールの種類

普段何気なく使っているボタンホール縫製。よく観察されたことはありますか?
実はボタンホール縫製にはざっくり分けて

・ハトメ穴
・流れ閂ハトメ穴
・ネムリハトメ
・流れ閂ネムリハトメ

の4種類があります。


丸い穴が先についているものがハトメ、丸い部分を鳩目と呼ぶのでハトメボタンホール縫製と呼びます。丸い部分はちょうどボタンがとまる所です。
丸い穴がついていないものがネムリハトメボタンホール縫製と呼びます。
鳩目は有りませんがハトメと呼ぶのは、ハトメボタンホールの縫製機械で縫製する鳩目の無いネムリボタンホールだからです。

機械が無い時代はポンチで鳩目の穴を開けてから鏨で切れ目を入れ、糸と手縫い針で編みながら縫っていたのです。現在も高級紳士服の縫製はミシンを殆ど使わないのが原則なので、穴かがり(ボタンホール)も昔のように手縫いで編んでかがります。
その手縫いの編み方を機械で再現したのがハトメボタンホール縫製機器です。機械でも編み縫いしますので構造は環縫いミシンになります。
その環縫いハトメボタンホールミシンでネムリハトメボタンホールも縫製するので、通常のネムリホール(シャツ穴かがり)と区別するためにハトメという名称が付いています。

ハトメボタンホール縫製は端を閂止め(カン止め)してあるものと、流れ閂(デニムやワークウェアー等で多用されています)で端を終わらせている物があり、その名前の通り流れるように先が尖った閂という意味で流れ閂と呼ばれています。
これをそれぞれ組み合わせて4種類に分かれるというわけなんです。

基本的には厚めの生地にはハトメ、薄い~普通の生地にはネムリ、カッチリとした印象の服にはハトメ、カジュアルな服にはハトメ流れといったような使い分けになりますが、洋服のデザインやボタンのデザインにより基本通りで無い使い方をしたりして様々な種類のボタンホール縫製を行います。

今回導入した機械はその種類の変更が簡単で素早く電子的に行える様になった特殊縫製機器です。

大きさや種類も自由自在に縫製できる特殊縫製機器です

見てください、この綺麗な立体感。
terao-f(テラオエフ)のハトメボタンホール縫製ミシンがリニューアルし、以前のものより綺麗に細かく縫製できるようになりました。
大きさや種類もコントロールパネルで切替調整できるのでお客様のオーダーにも細かくそして素早く対応することが可能です。
また、より高度なボタンホール対応を求められる先メスボタンホールに簡単に変更が可能になりました。
注意:難素材や極薄素材、目付等に寄っては先メスボタンホールは不可能な時が有ります。

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