服作り

ニットと言えばテラオエフ本格始動

布帛だけではないニット得意なんです

60年以上の歴史を持つテラオエフ

古くからのお客様には

「布帛のテラオエフ」

「レディースファッションのテラオエフ」

と認知いただいてますが

ここ数年インフルエンサーブランドを手掛ける上で、カットソーアイテムの縫製はもちろん

ニット事業部も大きな戦力となっています

アパレルOEMと謳って、机上でデザインし生産は工場に丸投げの会社は数多くありますが

テラオエフのように「裁断」「縫製」「仕上げ」ができるアパレルOEMメーカーは業界の20%も満たないと思います

さらにそこからニットやカットソーも依頼できるアパレルOEMは国内でもわずかです

同じ服なのに、なぜ同じようにフルアイテム生産できないのかご質問をいただきますが

1番の理由は使用する機械がまったく異なるからです

ブラウスやスカートは布帛と呼ばれ主に本縫いミシンを軸に生産していきます

カットソーはロックミシンと呼ばれる特殊ミシンを使い

どちらも、さらに細かい工程で服を美しく見せるには

非常に高額な特殊ミシンを何台も導入しなければなりません

ニットの場合は編機というミシンとは別ジャンル設備が必要となり

その機械を扱えるまでにも鍛錬が必要です

ニットアイテムをスタートした頃は

知識はあれどベテランと呼ばれる担当者はまだおらず

手探りでの生産を進めていました

糸から選び、ゲージ、編み地、度詰めの具合まで指示

アランニットやインターシャという技法でよりオリジナル感をデザインしたり

細かく編み目の数を変更し

布帛でいうトワルを組むようにシルエットを浮かび上がらせます

デザイナーという職種の中でも、ニットデザイナーはまた別のカテゴリーとして専門的な知識を必要とします

テラオエフにはニット専門のデザイナーを多く配属させ

今季テラオエフ生産したニットアイテムは30型以上になりました

中でも機械編みの限界と言われる1.5ゲージのスフレニットを生産

ゲージとは1インチ中何本針が入るかを表す単位

そこへ糸の番手や度詰め具合で風合いを変化させ

他にはない一級品へと進化させました

画像をご覧いただくとわかると思いますがテラオエフのスフレニットはとにかく肉厚

量販店では再現できないハイブランド品質の1.5ゲージ

懐かしい手編みのセーターのような厚い見た目とはうらはらに

袖を通せばフワフワで軽い着心地

いわゆるハイブランドニットのクオリティーをブランド様へ適正価格で納品いたしました

納品先のブランド様からは

「温かく軽く肌触りの良さに

ペットのワンちゃんですら、すり寄っては離れない」

という、忖度なしのお褒めの言葉をいただきました。

このような最高品質のニットを万単位のロットではなく、安定供給で生産コントロールできるまでは大変困難な作業でした

ニット生産を希望するブランド様は多くても、なかなかイメージを伝えるのが難しく

何度も試作品サンプルを作ってはデザインが固まらずシーズンオフになってしまうこともありました

試編みをいくつか提案しイメージをカタチにしていく

そうならない為にも試編みを提案したり

イメージを汲み取って糸の種類をセレクトして

ハイブリッドな企画進行で、シーズン内での量産進行が95%に大幅アップ

「テラオエフで生産したニットが、再販リクエスト1位から3位を独占しました」

と、とあるレディースブランド様からも評価をいただき追加生産にも難なく対応できました

2024年SSニットも、すでに始動中

ニットのテラオエフ

としてもお声がけください

共同通信社に取材を受けました

SNS発インフルエンサーブランドと知的財産権問題

9月下旬、共同通信社よりテラオエフが取材を受けました。

取材いただいた小林氏は、子育てをしながら共同通信社に勤める女性記者。

テラオエフが生産を携わるブランド「アンナンバー」を見て

子育てもしながらアパレルブランドを立ち上げ、SNSで情報を発信するインフルエンサーに興味を持ったそうです。

取材は2日に分けて行われました。

1日目は東京で開催された繊維・アパレル製品展示会会場にて「アンナンバー」の取り組みに同行。たっぷりと時間をかけて、「アンナンバー」立ち上げまでについての経緯をご説明し、知的財産権などファッションローについての問題にも鋭くお話しいたしました。

2日目は共同通信社とテラオエフ本社をオンラインでつなぎ、代表の寺尾政己がインタビューを受けました。

創業から平成のアパレル生産、そして令和のD2C、P2Cビジネスにおけるアパレル生産についてと、一歩踏み込んだ内容になりました。

10月24日により、たくさんの新聞にて記事が掲載されました。

中國新聞デジタル

愛媛新聞オンライン

神戸新聞NEXT

Web東奥

山陽新聞デジタル

是非、サイトにアクセスにご覧ください。

それいけ!オフィス探検!vol.2

こんにちはテラオエフです!

テラオエフ実は本社のほかに
・裁断&CAD棟
・WEBオフィス
・テキスタイルラボ
・倉庫×2
上記5軒の離れの社屋があります
それぞれのこだわりがこもった社屋について紹介しようと思います

今回はテキスタイルラボについて紹介していきます

テキスタイルラボには国内外問わず様々な生地のスワッチが保管されています
また、スワッチを見ながら商談できるように近々商談室を設置する予定です

自然光がよく差し込むので、スワッチがとても見やすい空間です

スワッチルームのためにオリジナルでデザインした特注の棚がとてもおしゃれで
創作意欲が増しそうです

他社ではなかなか取り揃えていない韓国のスワッチもたくさんあります
かわいい生地が多くて迷ってしまいそうです

スワッチの多さはもちろんなのですが
ラボの外観も素敵ポイントです!

ネオンの装飾や看板などこだわりが詰まったおしゃれな建物です
こちらは実際のラボの外観のイラストですが実物はより迫力があります

スワッチルームの商談室が完成したらお知らせいたしますので
ぜひ商談にいらしてくださいね

スタッフT

うちの”特殊ミシン”見てってよ! vol.1

こんにちは!テラオエフです
暑い日が続きますね、みなさん体調には気を付けてくださいね

さて!テラオエフは縫製工場なだけあって、ミシンの種類がたくさんあります
本日は「三本張り扁平縫いミシン」をご紹介します


アパレル知識が乏しい私には、なんのこっちゃなミシンの名前です
社長曰く、このミシンは最も回転が速いミシン。
生地の表面で波状にループするような縫い目で
伸縮性があって強度が高いそうです
この縫い目よくみますよね、Tシャツやニットの裾処理や補強などに使われるそうです

社長曰く、このミシン150万ほどするらしいです。ワァ…工業用ミシンって高い…
これは最近掘り出し物でやってきた新人ちゃんですが
テラオエフ本社3階の縫製フロアにも1つあります
最近それが調子悪くなってメンテナンスの職人さんを呼んだそうです
その方も2日かけて頑張ってくれたのですがそれでもなおらず…
すっごく複雑なんです、ミシンって。
そこでじゃあやってみようか、と社長自らミシンをメンテナンス!
そしたら30分ほどでミシンの仕組みを理解して1時間ちょっとでなおしてしまった!
さすが幼いころからミシンを触ってただけあって職人顔負けですね。すごすぎる
さらに新しくきた新人扁平縫いミシンちゃんもメンテナンスが必要で
社長が一晩がんばって動かせるようになりました


ふつうはこのミシン、薄くて伸びやすい生地を縫う用なのですが
ボアのような厚くて伸びない生地も縫えるように調整しているようです
そんなことができるんですね…テラオエフの社長はもうミシン職人みたいなものですね…

テラオエフには普通の縫製工場にはないようなミシンが数多くあります
悲しくも「ほぇえ…」「すごぉい..」しか言葉が出ないですが、
素人ながら説明を聞いていて面白いです

今後も紹介していきますのでお楽しみに!

スタッフT