こんにちは、㈱テラオエフ 生産管理のTです。
前回の記事、中国出張レポート(2)煙台市中国ニット縫製工場に引き続き、
煙台近郊のダウン製品工場の設備をレポートします。
ダウン製品工場へ
午後からは、布帛の縫製工場に移動してきました。ここは重衣料の工場です。工場には特徴があります。
ブラウスの得意な工場、テーラードが得意な工場。ここはダウンジャケット、中綿ジャケットが得意な工場です。
土禁です。外来者は入り口で靴に袋をかぶせます。
工場のサンプル室です。結構広々しています。CADもあります。
量産資材置き場、各品番ごとに綺麗に並んでいます。
縫製ラインのご案内
ここから先は、縫製ラインをご案内します。まずはプロッター、これは裁断時のパターンを出力するものです。
これが裁断場です。この上で生地を裁断します。
中綿の裁断中でした。
今、この製品を裁断しています。
これは裁断時の決まりごと、薄い生地は4寸(13.3cm)は、厚い素材は6寸(20cm)以上重ねないこと、そして必ず手袋をすること。
裁断後のパーツ管理です。反ロットの管理を行っています。
縫製ラインです。同フロアに6ラインあります。このラインで縫製しているのはこの中綿ジャケットです。
ダウン縫製のご案内
別のラインです。ダウンを縫製しています。ダウンの縫製は専用工場でなければ出来ません。
そしてここが、ダウンをつめる部屋です。工場の一角ですが、ビニールのカーテンで天井まで隔離されます。
隔離しないと、工場中にダウンが飛びます。
これがダウンをつめる機械です。操作する人もマスクは必需品です。
まずは、途中まで縫製した袋状のダウンパックを機械に差込ます。
入れるダウンの量を調整します。グラム単位、小数点2桁まで調整可能です。これが無いと、製品のダウン量が調整できません。
ダウンを注入。設定量に達すると自動的にとまります。
ここからいきなりアナログです。ダウンパックの口を閉じます。
そして竹でたたいて、ダウンを均等にならします。
掃除機で、縫製後のパーツの縫い代を吸います。
これは出荷待ちの商品です。
この工場のレポートはここまでです。お付き合いいただき有難うございました。
次回は子供服の縫製工場をレポートします。